砂浜で回収したプラスチックはどんな材質でできているのでしょうか?
回収物によって材質が異なり、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)をはじめ、様々な材質から成ります。
回収してすぐに現場で材質が判別できれば、再資源化プロセスに至る前に材質を揃えることができますので、回収から再資源化へスムーズに移行できます。少なくとも、大まかにスクリーニングができれば、輸送プロセスや再資源化プロセスの負担が低減できると考えています。
そこで我々は、高額な分光装置などを使うことなく、安価かつ簡便に回収現場で回収物の材質を判別するフローと判別機を開発しています。各種プラスチックの物性値の違いを巧みに利用した判別法で、現在、試作機を渡嘉敷島で運用し実績を積んでいます!
さらに、現場で材質を判別することにより、回収アクティビティ参加者の行動変容が期待できると考えています。
回収してすぐに材質が分かれば、自分は何を回収したのか?この材質ならどんなアップサイクル製品ができるのだろうか?そのような思考になっていくと、回収アクティビティがより自分事となり、その結果、行動変容につながると信じています!
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